お仕事FILE 8
通信販売業
益田 彩茄さん
1994年、宇城市生まれ。幼い頃から花が好きで八代農業高校・園芸科学科に進学。クラスで育てた花を同校の文化祭で販売した経験から、就職相談会で出会った大嶌屋を志望し入社。趣味は友人とのドライブ。独身。
お客様と農家を繋ぐやりがいある仕事。常に笑顔を大切に頑張ってます!
「お客様と生産者がもっと近い関係になれるよう、お手伝いするのが私の役目」と話す益田さん。
彼女が勤める大嶌屋は、宇城市松橋町にある従業員140名の通信販売業者。生産者の顔が見える安心安全の商品をモットーに、果物や野菜などを産地直送で消費者の下に届けています。
入社5年目を迎える益田さんは、発送・情報処理部のリーダーとして14名の部下を持つ立場です。
重要な仕事の一つが電話応対。相手の表情が見えないだけに、「まず、しっかり聞くこと。(相手の話を)理解してから話すようにしています。お客様の思いを受け止めることが大切」。
同社には、先輩社員が二人三脚で新人社員のサポートをするメンター制度があり、益田さんも「新入社員時代に悩みや相談に乗ってもらい心強かった」と話します。
お客様から受け取る感謝の手紙が一番の喜び
新聞広告のほか、ラジオショッピング、テレビCMなども行っている同社。現在、会員登録者数は約80万人に上ります。そうしたお客様のニーズを取りまとめ、全国に350人いる契約農家と緊密に連絡を取り合い、出荷状況を確認するのも情報処理部の重要な仕事。
一方で、生産者から「規格外の野菜は廃棄処分せざるを得ない」と聞けば、お客様に説明し了承が得られれば、(規格外品の)販売を行うなど、柔軟な対応を心掛けています。
「例え規格外でも生産者が大切に育てたもの。大小混合でお届けすることで、消費者も安く手に入る。両者が幸せになる取引が成立した時は本当に嬉しい。毎日のようにいただくお客様から感謝の手紙を読むと感無量です」。
部をまとめるリーダーとして、仕事を円滑に進める秘訣を尋ねると、「『いつも明るく笑顔で元気』で『プラス言葉で話す』こと」と益田さん。
「生産者とお客様を直接つなぐ仕事に喜びと充実感を感じています」。