• HOME
  • 職業人一覧
  • 掲載企業
  • 実績紹介
  • お問合わせ
  • お仕事FILE 4
    建設・調査機械メンテナンス
    橘 勇作さん
    1990年、熊本市生まれ。文徳高校時代はバトミントンで活躍。同好会ながら県総体ベスト8に進出。部昇格に貢献。熊本学園大進学後はガソリンスタンドでアルバイト。後に準社員に。仕事ぶりを目にしていた人を通じ、「株式会社アセット」を紹介され入社。趣味は車。既婚。

    一人前と認められるには時間がかかりますがそれがやりがいにつながっています。

    橘さんが主任を務める株式会社アセットの建機部サービス課は、同社が建設業者などにリースする建設機械や調査機械のメンテナンスを行っています。

    明るくハキハキと、しかも丁寧に質問に応じてくれた橘さん

    工事現場で必要な大規模発電機をはじめ、地盤改良や基礎工事に関する様々な機材が網羅されているため、扱う機械の種類も多種多様。整備には溶接、電気関係を含め幅広い知識と技術が求められ、多くの資格・免許も必要になります。

     

    以前、ガソリンスタンドでアルバイトをしていた経験から、整備には慣れていたそうですが「初めて見る機械ばかりで戸惑いました。溶接を用いた修理技術等も求められます。

     

    何とか早く覚えたい一心で勉強しましたが、会社や先輩方からのサポートには随分助けられました」と橘さん。入社後約5年で取得した資格は8つに上ります。

    営業で取引先を回ることも。整備の仕事との”二刀流”の人材になるのが目標

    現場の仕事を支える裏方。スムーズに進むと達成感

    整備を通じクライアントとの信頼関係を築くことが、橘さんの重要な役割。万一、現場で機械に不具合が生じれば現場が止まってしまうことも・・・。

    事前に入念なチェックを行うのはもちろん、問題が発生すればすぐに(現場に)駆けつけます。

     

    「トラブルには最優先で対応しなければいけません。現場に向かう車中で、まず不具合箇所を想定します。さらに、現場では迅速かつ確実な仕事が求められます」。

     

    また、機械はどれも重量があるので、安全確保にはチームワークが不可欠。そのためには、「日頃から仲間とのコミュニケーションが大切」と話します。

    業界に興味を持つ人には、「業界資格には実技試験が必要なものが多く、結果的には実務経験を積むのが近道。迷わず飛び込んできてください」とアドバイス。

     

    運転しながら、ふと通りがかった災害復興現場などで自分の整備した機械が活躍しているのを見ると、「自分の仕事が地域に貢献している」と実感できるという橘さん。

    難しさ、厳しさの中にある「やりがい」が仕事へのモチベーションの支えとなっているようです。

    大きなクローラークレーンを用いて、場内に置かれた機器を移動させる

    建設・調査機械整備士
    になるために橘さんがやったこと
    • 在学中に取得できる資格を取る
      高校時代は建設関係に進むという明確な将来の展望はありませんでした。しかし、取れる資格は取っておこうと、危険物取扱者丙種やフォークリフトなどの小型車両系の資格、高所作業車資格を取得。いずれも、現在も役に立っています。
    • 私用家電製品を廃棄する前に調べる
      高校の授業でハンダ付けを習い、ロボットなどの製作も行っていました。また、壊れて廃棄予定の電化製品があれば、捨てる前に中を調べて故障の原因などを探っていました。これが今の仕事に生かされています。
    • 車やバイクの基本的な整備は自分で行う
      ガソリンスタンドで働いていたので、オイルや冷却水、バッテリーのチェックなどは自分で行っています。現在の仕事でも、毎日このチェックから始めています。
    橘さんの
    お仕事必須アイテム
    • クランプメーター
      発電機を始め様々な機器をメンテナンスする橘さんにとって、必要不可欠な道具の一つ。電流による磁界を測定することで、機器内部の電気回路を開けずに電流が測れます。
    • スマートフォン
      近年は営業としても各地を回ることの多い橘さん。トラブル発生などの用件を受けるため、肌身離さず持ち歩いています。また、外出先での調べものにも重宝しているとか。
    • メガネレンチ、スパナ
      様々な工具を使い分ける必要がある橘さんの仕事。何か一つ見当たらないと、そこで作業がストップすることに・・・。道具の手入れだけではなく、整理整頓も大切です。