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    生活相談員
    猪﨑 公喜さん
    1982年、宮崎県日南市出身。九州看護福祉大学卒業。中学から大学までサッカー部に所属し、日南高校時代は県大会優勝経験も。大学卒業後は、身体障害者重度施設で働いた後、見聞を広めるため離職。ワーキングホリデーで1年間オーストリアに滞在し、現地の農場などで働く。2010年に現在の会社に就職。35歳、既婚。

    コミュニケーションスキルが求められる、やりがいのある職場

    熊本市内の北区の(株)ウッドランドパスが経営する高齢者向け通所介護施設と居住型介護施設。2つの事業所で生活相談員と施設長を務める猪﨑さん。施設の目的は、利用者の生活の質を高めることと、主介護者(利用者家族)のケアを行うこと。

     

    その中で生活相談員である猪﨑さんの役割は、利用者にどのような生活を提供するのかを、利用者と家族の状況を考慮しながら調整することです。

     

    「例えば、(利用者に)『ティッシュが欲しい』と言われた時に手渡しするのか、場所を教えるだけなのかは、ご家族が(利用者に)再び自立した生活を求めているか、もしくは全てを手助けすることを望んでいらっしゃるかで変わります。

     

    現場のスタッフが良かれと思って頑張ることが、ご家族にとってはマイナスになることもあります。間に立つ私が、そうしたニーズをしっかり把握していないと、スタッフが混乱してしまいます」

    状況報告は「毎日。何度も。定期的に」を徹底。何か気付いたことがあれば、リアルタイムで情報を共有

    ちょっとした言葉やしぐさから”思い”を感じる

    猪﨑さんが大切にするのはコミュニケーション。「利用者の送迎時など、ちょっとした会話の中で見え隠れする要望を察知し、先に提案していくスキルが必要。ご家族にとっては、なかなか言い出せないことが多々あります」。

     

    意思の疎通は、現場スタッフとの間での重要です。特に「一人で悩まないことが大事」と強調します。必要に応じて何度もミーティングを行ったり、その日現場にいなかったスタッフでも情報共有できるようSNSでグループを作るなど、工夫を凝らしています。

    パソコンでの入力作業も施設管理者としての猪﨑さんの重要な仕事

    「利用者に『楽しい』と言っていただけたり、重度の施設への入所を考えていた方が『まだまだいける』と前向きになる時が、一番やりがいを感じます」と猪﨑さん。

     

    また、施設長という重責を担う上では「”率先してやること”と”なりたい”と思う気持ちが必要。何より利用者に寄り添って思いを感じ、そこから信頼関係を築いていくのが大切です」。

    モットーは”気づき”と”思いやり”。思慮深い眼差しが印象的

    生活相談員
    になるために猪﨑さんがやったこと
    • コミュニケーション能力を磨く
      大学時代から「誘われたら断らない」「相談事は親身になって聞く」ことを意識して実践してきました。すると、不思議と様々な出会いと経験が生まれました。生活相談員になってからも、利用者やご家族の生活状況を知るという点で、そうして得た経験が少なからず役立っています。
    • 資格取得を前提で進学を検討
      福祉の世界は、持っている資格によって”出来ること”が変わります。私は、卒業時に資格取得が出来る4年制大学を選びました。自分に必要な資格は何なのかをじっくりと考えて、その資格を出来るだけ早く取れる進学先を考えることが重要です。
    猪﨑さんの
    お仕事必須アイテム
    • 事業予定とスタッフの予定表
      施設長を務める猪﨑さんにとっては、日々の事業予定と勤務スタッフが一目で分かるデータ表は欠かせません。
    • タブレット
      施設のスケジュール管理を行う猪﨑さんは、タブレットが手放せません。スタッフとのデータ共有などにも活用しています。
    • 携帯電話
      利用者のご家族との連絡をはじめ、様々な業務を遂行する際に、なくてはならないアイテムです。