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    司法書士・行政書士
    宮村 和哉さん
    1983年、熊本市東区生まれ。県立翔陽高校卒業。高校時代は、家庭環境を言い訳に昼夜逆転の生活に。留年を経験するが、家族の支えによって心を入れ替え、生活を改める。2014年に自身の事務所を設立。「熊本に、魅力あるかっこいい大人のいる会社を創る」というビジョンの下、日々仕事や社会活動に尽力。休日は妻と2歳、0歳の子どもへの家族サービスに没頭する。

    苦しかった経験は一生ものの財産 人は逆境の時こそ成長する!

    官公署などへの手続きや書類などを作成し、行政との橋渡しをしてくれる「行政書士」。不動産や会社の登記、裁判所などに提出する書類の作製などを行える法律と実務の専門家「司法書士」。

     

    いずれも国家資格で、社会において重要な役割を担う職業です。

     

    熊本市東区御領にある司法書士法人・行政書士「あかりテラス」代表・宮村さんは、スタッフと共に相談者のサポートに当たります。

    「あかりテラス」は、遺産相続と事業継承専門の司法書士事務所

    「両親が離婚し、母子家庭で育ち、家には借金があり生活は楽ではありませんでした。父は統合失調症で自殺未遂を繰り返すような家庭環境で育ち、『両親のようにはなりたくない』と思って生きてきました。しかし今は、両親も私も、その時の最善を尽くして生きてきたと思えますし、今日の自分があるのも両親のおかげと感謝しています」と宮村さん。

     

    環境を言い訳にし、友人たちとハメを外し過ぎ昼夜が逆転。留年という苦い経験も・・・。それを機に「このままではダメだ」と心を入れ替え、高校も無事卒業しました。

    「熊本の法律業界でトップランナーになり、人を幸せにする経営を広めたい」と目標は高い

    家族を守るために仕事と勉強を頑張った

    高校卒業後、できるだけ高収入の仕事に就こうと地元パチンコ店に就職したものの、家の経済状況を知り、「もっと稼がないといけない」と、さらに収入を得るために上京。JRの保線作業を4年続け、借金をすべて返済しました。

     

    時を同じくして、弟の大学進学の目処もつき、「ここからは自分の人生だ」と心に決めて帰郷しました。

     

    幼い頃からお金の大切さを身に沁みて感じていた宮村さん。「自分で事業を起こして稼ぎたい」との思いで行政書士を目指し、アルバイトをしながら独学で勉強。

     

    「毎日3〜4時間、仕事が休みの日は12時間近くやった」結果、3回目の受験で資格を取得しました。その後、熊本市内の大手司法書士法人に就職して勉強を続け、司法書士試験にも合格。

     

    現在は、「目の前にいる人を幸せにする」ことを経営理念に掲げ、お客様はもちろん、社員や社会をより良くするために、熱意を持って仕事に取り組んでいます。

    相続に関する無料相続会やセミナーなども開く宮村さん。様々な研修にも積極的に参加しているそう

    司法書士・行政書士
    になるために宮村さんがやったこと
    • 試験勉強を毎日する
      行政書士、司法書士試験は、いずれも年齢、性別、国籍、学歴などに関係なく誰でも受験可能で、毎年1回行われています。行政書士は、憲法や民法など6つの法令科目と、一般知識科目2つを合わせた8科目から出題され、規定点数以上を取らないと合格できません。司法書士になると、さらに不動産登記や商業登記に関する知識、民事訴訟などに関する知識も必要とされ、筆記試験に加えて口述試験もあります。私は独学で行政書士試験の勉強をして資格を取りましたが、司法書士試験の勉強では予備校にも通いました。プロの講師の指導や勉強の進め方を学んだほうが、早く合格できると思います。
    宮村さんの
    お仕事必須アイテム
    • パソコン
      仕事に関係する様々な書類の作成で必ず使用します。相談会やセミナーなどで使う資料作りにも欠かせません。
    • 手帳
      目標設定や目標達成のために手帳を使っています。目標が浮かんだら記入し、いつも見るように心掛け、達成したものから消していきます。
    • 辞書
      法律や法令、判例などを調べる時に使います。相談者によって異なる問題に、最も適した解決方法を考え抜いて応対しています。