お仕事FILE 12
銀行員
白石 陸 さん
1992年、熊本市生まれ。小中高とサッカーに打ち込み、県立済々黌高校を卒業後、大分県の立命館アジア太平大学に進学。熊本に戻り、熊本銀行に入行。趣味はボウリングで、時折会社の同期と行く飲み会が仕事の息抜きに。初任給で両親を食事に連れて行ったという心優しい一面を持つ。
生まれ育った街の活性化に少しでも役立てる仕事がしたかった
熊本銀行の熊本市中央区に立地する支店に勤め、2年目を迎える白石さん。高校時代は、おぼろげながら「ものづくりに携わりたい」と考えていました。
しかし、県外の大学に進学し、外から熊本を見るうち、「生まれ育った地域のために役立てる仕事はないか?」と考えるようになり、「(お金を通じて)地域の活性化に貢献できる」銀行員を目指そうと決意しました。
入社後、最初に配属されたのは融資を担当するセクション。まだ、「銀行の仕事とは何か」さえ理解し切れていない時期に、次々と融資を必要とするお客様が訪れ、対応に追われる毎日。時には商品の内容や融資の詳細を上手く説明できずにお客さまを怒らせてしまうことも・・・。
「(お客様にとっては)銀行員なら知っていて当たり前。入社して、最もきつい時期でした」と振り返ります。
営業先からのアドバイスで仕事への取り組みも前向きに
そんな白石さんを前向きにさせてくれたのは、営業先のお客さまからもらった言葉。
彼を新人と知り、「挨拶と時間を守ること。それにウソをつかないこと。新人でも、これぐらいはできるはず」と激励してくれたことが心に響きました。
「まずはできることから」。そう思いを新たにしてからは、少しずつ仕事も上手くいくようになっただけでなく、周囲の先輩行員からも「頑張っているから」と協力が得られるようになりました。
その結果、自身がリーダー役だったローン商品の推進も、当初の遅れを挽回し目標を達成。
”新人”としての1年間を経て、「地域の夏祭りや取引先の行事・イベントのお手伝いなどで(銀行と)地域とのつながりの深さを経験し、改めて『銀行はお金を扱うだけのところではない』と、やりがいを感じました」と話す白石さん。
さらに、「同期には負けたくない!」と今後の飛躍を誓います。